春のガラス祭 2024 クイズラリー 解答
この度はクイズラリーへのご参加、ありがとうございました!
8日間での応募総数は155名でした♪実際にクイズをしてみて、いかがだったでしょうか?
以下、問題の答えになります ↓↓ (当選者は追ってお知らせします)
Q1 約1300℃から1400℃でガラスを溶かしている『熔解炉』や、制作中のガラスを焼き戻すための『だるま』など現場にはたくさんの熱いものがあります。そのため、夏になると室内がとても暑くなるのですが、いったい何度になるでしょうか?
答え B.50~60℃
(解説)天窓のある高い天井にしたり、換気扇やたくさんの扇風機を使って工夫していてもこのくらいの温度になってしまうようです。慣れていない人は熱中症になってしまうこともめずらしくありません。現場スタッフはこまめな水分補給など対策をしながら制作に臨んでいます。
Q2 このパーツを使って作られた作品は次のうちどれでしょうか?
答え A.
(解説)このパーツは『ミルフィオリ』と呼ばれるものです。イタリア語で『千の花』という意味があります。ミルフィオリを使って作られるこの作品は『光琳』といい、黒木先生の代表的な作品として知られています。尾形光琳の紅白梅図にインスピレーションを受けて生み出されたこの作品には、白いガラスのラインで川の流れを、黒いガラスのラインで梅の枝を、そしてミルフィオリで梅の花を表現しています。
Q3 1945年(昭和20年)宮崎県須木村に生まれ、今年創作61周年を迎える黒木国昭先生ですが現在の年齢は何歳でしょうか?
答え C.79歳
今年の3月で79歳を迎えました。
Q4 黒木先生は小林高校を卒業後、山谷硝子株式会社に就職しました。入社のため上京し訪れた会社で見たある光景に強く感動したと語っています。その光景とは、次のうちどれでしょう?
答え B.捨てるために集められていたガラスくずが夕陽に照らされ、宝石よりも美しく見えた
Q4-2 黒木先生はその光景に強く感動したため、日付と時間まではっきりと覚えていると語っています。その時間とは次のうちどれでしょう?
答え 昭和38年 3月13日 午後2時59分
Q5 (写真2枚)この道具をつかって作られた作品は次のうちどれでしょうか?
答え B(ランプ)
(解説)圧縮した空気の力で砂を吹き付けて、ガラスの表面を彫る技法を 『サンドブラスト』 といいます。写真の道具は砂が噴き出すノズルと実際に使う砂です。複雑で繊細な柄を表現することができます。
Q6 (写真)これは綾切子を作るため、ガラスの表面を削る道具です。この道具の刃に使われているものは次のうちどれでしょうか?
答え C.ダイヤモンド
(解説)この道具はダイヤモンドホイールといいます。金属の表面にダイヤモンドの粒子を付着させたものです。ガラスを削るためには、ガラスより硬いものでないと削ることができません。硬さの指標である「モース硬度」でやわらかいものから順に並べると
ガラス 4.5~6.5 エメラルド 8
ルビー 9 ダイヤモンド 10
となり、ダイヤモンドがもっとも硬いことがわかります。
ダイヤモンドホイールは硬いものの加工に向き、細かい細工も可能で切れ味も長持ちすることから、近年の切子制作に広く使われているようです。